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テストステ論

高テス協会会長が, テストステロンに関する情報をお届けします.

Crazy Stoneと打とうかと思っている

おれは昔少し囲碁をやっていた時期がある. 今は全く打っていないがNHK囲碁は見る程度だ.

囲碁はとても面白いためまた打ちたいとは思っているが, プロやトップアマを目指すわけではないので一日に何時間もやることは出来ない. せいぜい1時間だろう.

最近, 13路盤というのが注目されているが, おれのように学生の時に打っていたが社会人になって時間がとれない人が囲碁を辞めてしまう問題への一つの解だ. というのも19路の碁というのは人間と打つと大体一局で2時間かかる. もちろん連続した時間だ. この時点で, 社会人はもう囲碁を辞めざるを得なくなってしまう. 今は碁会所に行かなくともKGSなどネットで打つことが出来るが, それですら不可能に近い. 13路ならば1時間以内に終わるし, 9路盤ほど狭くなく布石から始まるちゃんとした囲碁として成立しているため, 社会人になっても打てるというのが目論見だ. それはそうだろうと思う.

しかし, ネット碁含めて対人との碁には問題がある. それは, 感情的に嫌な思いをすることがあるということだ. とっくに終わってる碁を打ち続ける人もいるし, どう考えても無茶な手を打ってくる人もいる. そういう泥臭いところに付き合うことは, おそらく学生の時に囲碁を打っていて社会人になってまで打ちたいと思う人にとっては, あまり面白くないことだと思う. 特に, 学生で囲碁をやってた人はきちんとした碁を学んでいて, その中で楽しみを見出しているから, しょうもない石取りゲームなどには付き合いたくないし, やる気を失った結果ポカでもしたらげんなりするだろう. 仕事帰りに碁を打って, そんな経験をしたら, 次の日に会社に行けなくなるかも知れない.

そんなリスクを冒す必要はない. AIがある.

AlphaGoがイ・セドルに勝ったことによって注目されたDeep Learningはその後, その手法を使った囲碁AIがいくつか一般向けに商用化された. その一つにCrazy StoneというAIがあり, それはSteamで売られている. AI囲碁の利点はまず, 着手が早いことだ. これによって対局時間は短くなる. さらに, 好きな時に中断して好きな時に再開する機能もあるからまるまる1時間なり2時間とられる必要はなくなる. 朝食を食べながら30分打つということすら可能になるのだ.

store.steampowered.com

Deep Learningを使った囲碁AIはすでにプロに勝ったが, それ以外にももう一つ為せる仕事があると考えている. それは, アマの棋力の爆発的向上だ.

Deep Learningを使った囲碁AIは, 以前の囲碁ソフトのような不自然な手は打ちにくい性質がある. つまり, 設定した棋力にふさわしい人間と打ってるのとあまり変わらない体験が得られるのだ. 対局にも学ぶべきことの多い良質なものとそうでないただ打っただけの悪質なものがあるが, AIとの対局は良質になりやすい. そして今のAIはアマ7段8段というレベルの強さを持っていて, これはほとんどすべてのアマ碁打ちにとって十分な強さとなっている. 結果として, AIと打ちまくることによって初段の人は一瞬にして二段になり, 二段の人は一瞬にして三段になれる. 囲碁が強くなるためには詰碁や本での勉強も大切だが, それを実践することも同様に大切であり, その実践が質の良い形で無限に手に入ることは, アマ棋力の向上に確実に貢献する.

とおれは考えている. この考えを実証するために, Crazy Stoneを買い, これとの対局をYoutubeなどで配信していこうかと考えている. この対局には昇段のためのルールとして, 7戦やって勝ち越す(リセットは負け越しが決定した瞬間)などを設ければ, 対局して強くなっていく様子がわかりやすくなる. また, AIを徐々に強くしていくことによってしばらく打っていなかったおれとしてもウォーミングアップになる.

奇しくもおれは今, Deep Learningを仕事で使っている. ゆえにDeep Learning関係者ということになり, おれ以上にこの企画にふさわしい人間は存在しないのではないかと思われる. この企画, 見たいだろうか?