テストステ論

高テス協会会長が, テストステロンに関する情報をお届けします.

平安京ビューの可視化結果を大幅に改善しました

平安京ビューにおいて, 可視化結果の優劣はどうやって判断するのが妥当でしょうか?その一つが, 面積占有率であることは言うまでもありません. 可視化結果が敷き詰められているほど, 有限のピクセルを有効活用することが出来ます. 平安京ビューの例でいうと, リーフノードの大きさ, しいては見やすさ, クリックしやすさに関わってきます. ツリーマップであれば, リーフの平均アスペクトレシオなどが評価基準となってきますが, 平安京ビューではこれは常に1にすることが出来ますから関係ありません. フェアな言い方を好むならば, ツリーマップの面積占有率は常に100%ですから, 平安京ビューでは面積占有率が, ツリーマップではリーフのアスペクトレシオが評価基準です.

ツリーマップは有名ですから, 検索すればアルゴリズムはすぐに分かります. 私は以前に, 研究室インターンと一緒に, 特殊なツリーマップであるVoronoi Treemapを開発しようとしたことがあります. 結果は失敗しましたが, 今でも良い思い出となっています.
ところで今調べてみると, マイクロソフトが, 2010年に, GPUを使ったVoronoi Treemap実装を行なっていたようです(Fast Dynamic Voronoi Treemaps). Voronoi Treemapの性能には私も興味があります. 機会があれば進展を追ってみようと思います.

本題です. 今回, 平安京ビューの可視化結果を大幅に改善することが出来たので報告します. この可視化結果は私の思ったとおりの動きの結果であると思います. そして私は十分に満足しました. 以下が, Linuxアップストリームカーネルの可視化結果です. 芸術的だと思います.

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Information Visualizationのアプリケーションでは多くの場合, このような基礎的な幾何情報計算アルゴリズム(例えばParallel Coordinate)の上に, 可視化のための計算アルゴリズム(例えば魚眼ビューやLOD*1操作)があり, その上にドメインに特化した配慮があるという構成になります. 平安京ビューはうち, 幾何情報計算アルゴリズムに相当します.
私は期待します. みなさんが平安京ビューを使い, みなさんのドメインのための可視化ソフトウェアを使うことを. 私が開発者として出来ることの一つが, このような基礎的な部品を開発して世に広めることだと思っていますから.

ソースコードは,
https://github.com/akiradeveloper/HeiankyoView
にあります.

*1:Level Of Detailのこと